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2016.03.22

お知らせ

心肺蘇生法ガイドライン2015版について

弊社へも何度かお問い合わせいただきます、「JRC蘇生ガイドライン2015版」についてのご紹介です。

まず、「JRC蘇生ガイドライン」とは、救命救急処置のガイドラインです。
国際ガイドラインに基づき、日本において日本蘇生協議会(JRC)を構成する救急医学の専門家達が作成しています。

救急心肺蘇生のガイドラインは、5年毎に見直しが行われています。

去年、2015年は新しいガイドラインが発表される年に当り、2015年10月15日に、救急蘇生のためのガイドライン『JRC蘇生ガイドライン2015』が発表されました。
また、2016年2月に「JRC蘇生ガイドライン2015」を発刊しております。

前回、2010年に発表されたガイドラインからの変更点は複数ございますが、中でも
医療従事者でない一般の人が使用する際に覚えておきたい点はこちらです。

「119番通報で指示を仰ぐ」

救急車を手配するため、119番通報をすると、消防の通信指令員(通信指令をする人)から電話口で指示や指導を受けることができます。

携帯電話やスマートホンの普及で、昨今は口頭での指示が容易になりました。
その為、心停止かどうかの判断に迷ったり、胸骨圧迫のやり方などが分からない場合は、
「119番通報した際に電話を切らずに指示を仰ぐ」ようにしましょう。
今回のガイドラインではこの通信司令員の役割が強調されています。

救命の経験がない、自信がない場合でも、人が倒れているのを発見した場合は、
肩の当りを叩いて反応を確認、応答がないときは大声で応援を呼び、
119番通報、AEDの依頼をする
あとは指示を仰ぎ、指示通りに操作を行いましょう。
その他詳しい専門的な内容を読んでみたいという方は、WEB上にて『JRC蘇生ガイドライン2015オンライン版』が公開されていますので、ぜひご参照ください。

▼日本蘇生協議会HP
日本蘇生協議会 JRC蘇生ガイドライン2015

▼JRC蘇生ガイドライン2015オンライン版
JRC蘇生ガイドライン2015オンライン版