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2016.06.29

お知らせ

救命率が40%以上?!AEDを取り巻く3つの現状

目の前で人が倒れた場合。
あなたは、どうしますか?

突然人が倒れた場合の対処方法を知っていますか?
それとも、すぐに救急車を呼ぼうとしますか?

どちらの行動も、正解です。
そして、そんな光景が今後増えて行く時代に入ってきているかもしれません。

 

増え続ける急病者

2015年。
つまり、平成26年度は救急車で運ばれる件数が過去最多の年となりました。
そして、その救急車による出動件数は、年々伸び続けています。

救急自動車による救急出動件数及び搬送人員の推移
(出典 : 総務省消防庁 平成26年版「救急・救助の現況」

平成19年(2007年)度に、一度救急出動件数が減少傾向になるのですが、平成22年(2010年)度から再び増加し始めます。

救急出動でもっとも多い事故種は、急病です。
また、救急自動車による搬送人員のうち、最も多い年齢区分別は高齢者となっております。

このデータから、日本における少子高齢化による影響が要因となって来ているのが分かりますね。
このように、救急車の出動件数が伸びている昨今。
救急車が到着するのは、全国平均で「8.6分」。
年々、大体0.1~0.2分伸びているのです。
救急車の需要が増えれば増える程、救急車の到着時間が遅れてくるのも頷けます。
救急車の到着までの間に、私たちが出来ること。
それは、AEDを使用して患者を救命することです。
(参考 : 総務省消防庁 平成26年版「救急・救助の現況」

 

AEDの使用状況

まずは、AEDについて。

AEDの使い方については、こちらの記事で詳しく書かせて頂いているので、お読み下さいませ。

AEDの正しい使い方を徹底解説!

AEDの使用は、年々増えてきています。
上でも触れたのですが、救急出動件数が伸びていて、そのうち急病による出動が多いのが現状です。
その急病という言葉からも、心肺機能停止で運ばれてくる患者が多くなって来ているのも、頷けますよね。

各傷病者数の推移

(参考 : http://www.soumu.go.jp/main_content/000353360.pdf )

グラフでは分かりづらいのですが、心肺機能停止の患者の数は年々増えてきています。
数字でまとめてみたので、数字を追って見て行きましょう。

平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者数 20,769 21,112 22,463 23,296 23,797 25,469 25,255
一般市民のAED使用による傷病者数 429 583 667 738 881 907 1,030
一般市民が心肺蘇生を実施しなかった傷病者数 10,799 10,278 11,268 11,760 11,549 12,454 11,576

(参考 : http://www.soumu.go.jp/main_content/000353360.pdf )

一般の人が心肺蘇生を実施しなかった数は、あまり変化がありません。
一方、AEDを使用した傷病者数は綺麗に伸びて来ています。
全体の傷病者数の割合からしたら、AEDを使用した傷病者は少ないです。
しかし、皆の中で段々とAEDに対する認知がされて来ているのがデータから読み取れますよね。

 

AED使用による救命率

心肺機能停止傷病者数を、AEDを行った傷病者と心肺蘇生そのものも実施しなかった傷病者数と分けてみました。
-一般市民が目撃した心原性心肺機能停止のうち、一般市民が心肺蘇生等実施の有無別の 生存率(平成26 年)
(参考 : 総務省消防庁 平成26年版「救急・救助の現況」

そのうち1ヶ月後社会復帰者数は、どちらもそんなに人数の違いはありません。
むしろ、心肺蘇生を実施しなかった方が、人数は多いくらいです。
しかし、それぞれの傷病者数から考えた割合で見ると、AEDを使用した方が救命率と社会復帰率が高くなるのが分かりますね。

心肺蘇生を実施しなかった傷病者数は、24,225人中1ヶ月後社会復帰を果たした者は、496人。
AEDによる電気ショックを行った傷病者数が1,030人中1ヶ月後社会復帰を果たした者は、446人。

これを、それぞれの傷病者数全体から見た割合に直すと、心肺蘇生を実施しなかった方では、社会復帰者数の割合は4.3%。
AEDを使用し、電気ショックを与えた方では、43.3%と大きな違いが出ました。

なんと、社会復帰者数をベースにしてみると約10倍以上の開きがあります。
AEDを使用するだけで、半分くらいの確率で助かる確率が増す。
そう考えると、AEDの大切さが分かりますね。

また、AEDが周りになく心肺蘇生だけを行う場合。
その場合でも、表には記載しませんでしたが、心肺蘇生を実施しなかった場合に比べて2倍ほどの生存者数と社会復帰者数となるのです。

なので、心肺蘇生を学ぶ事も大切です。
心肺蘇生とAEDを、どうやって使うの?
となったあなたは、

無料AED講習会を受けて、資格をGETしよう!

を読んでみましょう!

今回は、総務省消防庁のデータを基にして見た時に、AEDがいかに救命率を上げてくれるのかが分かりましたね。
現代の日本は、少子高齢化の社会です。
高齢者が、突然町中で倒れる。
そんな事が起きる可能性が、高くなるかもしれません。

その時に、一市民であっても、誰かの命を救える事がある。
そう考えると、AEDが存在する意義は大きいのかもしれませんね。