あなたはこのポスターを見たことがありますか?
これは名古屋市の地下鉄の駅で掲示されているAEDの使用を喚起するポスターです。
(参照:減らせ突然死プロジェクトポスター)
このポスターは車掌の加藤さんが車掌になって1年目の時に実際に遭遇した事故の現場を元に作成されたものです。
「この日私は名古屋市地下鉄東山線で運行中でした。 午後11時半ごろ、突然警報が鳴りました。
インターホンで「どうしましたか」と呼びかけると、3両目から「男性が倒れた」との返事。
かけつけたところ、男性が倒れていて乗客の方が心臓マッサージをしていました。
駅員にAEDを持ってくるように伝え、心臓マッサージを代わりました。
AEDが到着し、男性の体にパッドを装着し、ショックを1回、2回。
AEDガイダンスに従い3回目のショックを与えると、男性は息を吹き返しました。
意識はありませんでしたが、10分ほどで救急隊が到着し後を託しました。
後に、男性が無事に助かったことを聞いて、よかった。 と思いました。 」
減らせ突然死プロジェクトコンテンツより http://aed-project.jp/movies/movie4.html
今、名古屋市交通局では地下鉄の全駅にAEDが設置されているそうです。
また職員が普通救命講習を受け、もしもの事態に備えています。
一人でも多くの人がAEDについて知ることが、一人でも多くの命を救う事に繋がるという事を実感しますね。