心停止って何・・・?
まだ若いから自分には関係ない・・・?
日本で年間約10万人以上の方におこっている心停止。
今日は、「心停止」の基礎知識についてご紹介します。
心臓の働きと心停止
心臓は胸の真ん中からやや左寄りの位置にある、こぶし程の大きさの臓器です。
心筋と呼ばれる筋肉で出来ており、血液を身体のすみずみへ送り出すポンプの働きをしています。
生物が生きている間、心臓は休むことなく働き続けています。
この心臓の働きが無くなってしまった状態の事を「心停止」といいます。
心停止がおこると全身に血液が回らなくなり、数秒で意識・反応が無くなります。
そして、通常の呼吸をしなくなったり、呼吸が止まったりします。
倒れた直後には、全身がけいれんする場合もあります。
心停止による死亡は「心臓突然死」といいます。
突然の心停止はどのようにおこるの?
突然の心停止の多くは、心室細動という不整脈によって引き起こされます。
心室細動とは、心臓の筋肉がバラバラに小刻みに震え、血液をポンプとして送り出すことが出来ない状態です。
心停止は年齢等に関わらず、いつでも誰にでも起こる可能性があります。
心停止の状態から救命するためには、一刻も早く電気ショック(一次救命)を行う必要があります。
突然の心停止からの救命に必要なこと
心停止がおこった人を救うためには、出来るだけ早く救命措置を行う必要があります。
目の前で人が倒れたら、119番通報をして救急車を手配するとともに、「一次救命」を行う事が大切です。
心停止の現場に居合わせた人によって直ちに一次救命を行う事で、救命率は約2倍にアップするそうです。
「一次救命」は、胸骨圧迫、AEDを用いた電気ショック等からなる処置で、資格が無くても誰でも実施する事が出来ます!
動画で学ぶ!一時救命講習
皆さまは、AED講習を受講したことはございますか?
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いざという時のために、一次救命に関する知識を日頃から身につけておくと安心です。
是非、チェックしてみてくださいね!